【平成27年度】選択科目2 過去問の解説「機械部門」

選択科目2-1【平成27年度】機械部門－機械設計

平成27年度の「機械部門－機械設計」選択科目2-1について解説します。

選択科目2-1は「キーワード問題」です。

平成27年度は かなりオーソドックスな出題内容 でした。

〇過去問の入手はこちら
技術士二次試験 過去問題 ＞ 01 機械部門｜日本技術士会

選択科目2-1-①｜機械要素

流体伝達要素の他に「機械要素」を挙げる問題となっています。

記述としては「締結要素のねじ」「伝達要素のカム」などでしょうか。

機械要素に関する問題は頻出の内容なので業務で使用する要素を中心に

複数記述できるように準備しましょう。

参考情報

参考資料を順不同で示します。

• 機械要素を基礎から解説するサイト｜株式会社キーエンス
  イチから学ぶ機械要素

選択科目2-1-②｜設計審査（DR：デザインレビュー）

キーワードの「設計審査（DR）」に関する問題です。

設計審査に関する問題は最頻出の問題といっても過言ではありません。

特に「選択科目Ⅱ-2」でも出題しやすい問題となっています。

自身の業務を通して「調査項目・検討項目・留意点・工夫点・対策」をまとめます。

「設計審査、設計検証、設計の妥当性確認」の３つは違いも含めて明確に覚えましょう。

参考情報

参考資料を順不同で示します。

• 日経XTECH｜有料会員向けの限定記事
  理想は関係部門の「文殊の知恵」Part2 デザインレビュー

選択科目2-1-③｜PLMの活用

キーワードの「PLM」に関する問題です。

「平成30年 選択科目Ⅱ-2-2」でも出題があり頻出の内容と言えます。

PLM単独で考えるよりも設計プロセス改善のツールのひとつとして考えましょう。

参考情報

参考資料を順不同で示します。

• MONOist
  メカ設計用語辞典「PDM」
• 日経XTECH｜有料会員向けの限定記事
  PICK UP DIGITAL「PLMツール」

選択科目2-1-④｜ユニバーサルデザイン

キーワードの「ユニバーサルデザイン」に関する問題です。

「ユニバーサルデザイン」と「バリアフリーデザイン」は異なる概念なので注意しましょう。

「ユニバーサルデザイン」には７つの原則がありますが優先順を決めて３つは覚えましょう。

視点は「年齢、性別、国籍、人種、身体特性、認知特性」から考えます。

また「製品」と「環境」の視点があります。

参考情報

参考資料を順不同で示します。

• 株式会社東芝｜東芝レビュー 65巻2号（2010年2月号）
  東芝グループにおけるユニバーサルデザインの取組み
  家電製品の使い勝手をより良くするユニバーサルデザイン

選択科目2-2【平成27年度】機械部門－機械設計

平成27年度の「機械部門－機械設計」選択科目2-2について解説します。

設問の種類としては必須科目1や選択科目3に近い内容です。

選択科目2-2-①｜環境配慮設計（DfE）

環境配慮設計を取り入れた製品開発マネジメントが求められています。

キーワードの「環境配慮設計」はかなり大きな領域を包含する言葉ですが

問題文には「３Rに加えて」とあるので他の部分を考えましょう。

製品のライフサイクル全般を通して環境に配慮するのがポイントでしょうか。

SDGsを含みながら具体的に解答しましょう。

参考情報

参考資料を順不同で示します。

• JIS Q 14000｜環境マネジメントシステム
• 東芝レビュー｜60巻1号（2005年1月号）
  ライフサイクルアプローチに基づく環境調和型設計支援
• 環境展望台｜国立環境研究所
  環境技術解説 ＞環境配慮設計
• 環境配慮設計｜一般社団法人 家電製品協会
  家電製品の環境配慮設計（資源の有効活用を中心として）

選択科目2-2-②｜設計段階における最適設計

設計段階における最適設計を取り入れた新製品開発マネジメントが求められています。

原稿用紙２枚と文面が限られていますが「想定する最適設計とは何か？」を記述しましょう。

記述としては「○○の最適設計」「○○と××との最適設計」などです。

問題文で「性能と品質の両立・コストダウン・国際競争」などが与えられています。

トレードオフはマネジメントを発揮できる部分なので重要な項目です。

参考情報

参考資料を順不同で示します。

• 豊田通商システムズ株式会社
  最適化設計について　前編
  最適化設計について　後編