VEバリューエンジニアリングとは?【技術士二次試験】
バリューエンジニアリングは「 Value Engineering:VE 」の略称です。機械設計では過去に「H29Ⅱ-1-1」に出題実績があります。
学問として表現すると「価値工学」とも言われます。製品の価値が高まるように最小のコストで最大現に顧客要求を満足するようにしようという活動です。下記の式で評価されます。
「価値」=「機能」 / 「コスト」
コストダウン手法として捉えられることも多いVEですが、本来は顧客にとっての価値をいかに経済的に最大化するかが主眼に置かれています。
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VEの実施手順
一般的なVEの実施手順を下記に示します。また、VEには5つの基本原則があり、これに沿って価値やコストをどう変更するか考えます。
VE基本原則5つ
- 使用者優先の原則
- 機能本位の原則
- 想像による変更の原則
- チームデザインの原則
- 価値向上の原則
①機能定義
- 実施対象の定義
- 機能の定義
- 機能の整理(機能系統図の作成)
②機能評価
- 機能別コスト分析
- 機能の評価
- 対象分野の選定
③代替案作成
- アイデア発想
- 概略評価
- 具体化
- 詳細評価
VEの特徴と概要まとめ【機械部門】
選択科目2-2では製品開発のコストダウンを求められることもあるため、解決策のひとつとして、VE手法を覚えておくと解答の幅が広がります。
実際の業務でもコストダウンを求められるシチュエーションはいくらでもあると思いますので論述の準備をしましょう。
関連キーワード
VE、バリューエンジニアリング、価値工学、Value、Cost、Function、機能系統図、新製品開発、既存製品の改良、主機能、etc…
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参考情報
参考資料は順不同で記載しています。
- MONOist
事例で知るVA・VEのコストダウン手法ABC - TechNote|iPROS
VEを使ったコスト見積もり:構想設計の基礎知識4