みなさまの会社では文書管理ツールを運用されていますか?
残念ながら私の周りでは運用されていません。そのため文書の素性がすぐに分からなくなります。この記事では文書の管理用につけるなぞの記号に迫ります。
ファイル管理は難しい。
古の管理技術と言いましたが、それは人がファイル名の編集を手動で行う場合だけです。バージョンやリビジョンの違いの知識は、ファイル内容を読み解くのに役に立ちます。
- バージョン「Version」
- リビジョン「Revision」
- エディション「Edition」
業界により解釈の異なる場合もありますのでご容赦願います。
バージョン「Version」
バージョン「Version」は省略して「V」や「Ver.」と表記されます。
例えば「Windows」であれば「Windows7」や「Windows10」の数字の部分がバージョンです。
大きい機能的な変更であったり、文書の構成を変更したときに変更します。
バージョンを進めるという言い方をする人が多いと思います。
リビジョン「Revison」
リビジョン「Revision」は省略して「R」や「Rev.」と表記されます。
例えばWindowsで再起動を促されたときに、その時にパソコン内で行われているのが「リビジョンアップ」に相当します。
リビジョンを進めるのは、バージョンに大きな影響を与えない軽微な修正を行う場合に使用されます。
エディション「Edition」
エディション「Edition」は、省略した形で使用されることはありません。
「まるまるエディション」とつけるか「まるまる」と全くつけないかの2択です。
例えば「Windows10」だと普段は意識する機会が少ないですが
- Windows10 Home(Edition)
- Windows10 Pro(Edhition)
「Home」や「Pro」の部分がエディションに相当します。
バージョンは異なる機能に作り替えるイメージですが、エディションは別の道に分岐するイメージです。
これは「バージョンを進める」と「エディションを追加する」という言い回しにも表れています。
ボリューム「Volume」
ボリューム「Volume」は省略して「V」や「Vol.」と表記されます。
こちらはバージョンやリビジョンとは毛色が異なります。
例えば、3冊で1つの文書があった時に1冊目を表現する場合、「Vol.1」などと表現します。
特に「ボリューム」は、業界によって使われ方が異なるので、周囲の方に聞くことをお勧めします。
バージョンとリビジョンとエディションとの違いまとめ
変更する内容の大小関係で覚えましょう。
「Version」>「Revision」、別腹「Edition」、別腹「Volume」
文書管理ツールがあれば人がファイル名の末尾に手動で、こういった呪文を書き込む必要はありません。
業務の効率化や次世代への資料伝承のためにも人がすべきではありません。
以上。最後までお読み下さりありがとうございます。