プラスチック材料【キーワード学習】

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プラスチック材料【技術士二次試験】

機械部門で出題される「材料(樹脂、金属、非鉄金属、その他(セラミック)」から、「プラスチック材料」を取り上げます。なお、厳密にはJIS K6900で「樹脂」と「プラスチック」は異なる定義です。

  • 熱硬化性と熱可塑性の特徴と違い(H29Ⅱ-1-3)
  • FRPなどの複合材料の特徴(H28Ⅱ-1-2、H30Ⅱ-1-1)

汎用プラとエンプラとスーパーエンプラ

  • 汎用プラスチック
    PE、PP、PS、PVC、ABS、PET、
  • エンジニアリングプラスチック(エンプラ)
    PC、POM、PBT、変性PPE、PA6、PA66、
  • スーパーエンジニアリングプラスチック(スーパーエンプラ)
    PPS、LCP、PES、PEEK、PTFE、

熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂

  • 熱可塑性樹脂
    結晶性(PE、PP|POM、PET、PBT|PPS、PEEK…)
    非晶性(PVC、PS、ABS、PMMA|PC|PES…)
  • 熱硬化性樹脂
    エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、

繊維強化プラスチックなど複合材料

繊維強化プラスチックは「Fiber Reinforced Plastics:FRP 」とも呼ばれる。

代表的な種類に下記の2つがある。ガラス繊維と炭素繊維がどんな樹脂との組合せで使用されるかもポイントである。

  • GFRP(ガラス繊維強化プラスチック)
  • CFRP(炭素繊維強化プラスチック)

生分解性プラスチックとバイオマスプラスチック

プラスチックの環境負荷低減に有効とされている2つのプラスチックがあります。

  • 生分解性プラスチック:土壌や海などの環境で崩壊と生分解が可能なプラスチック
  • バイオマスプラスチック:環境では非分解性は問わないが原料に配慮しているプラスチック

これらの用語は似ているようですが全く異なるので注意しましょう。
生分解性プラスチックかるバイオマスプラスチックという分類もあります。

プラスチックの関連法規

令和4年からコンビニなどの小売り店ではプラスチック使用の削減に関する対応が求められています。
具体的には「プラスチック資源循環戦略」の一環で先行して施行されていたた「容器包装リサイクル」に続いて、「プラスチック新法」によってスプーンなど無償提供されていたプラスチックに関して制限が追加されています。

また3Rに代表される「資源有効利用促進法 」もある。

プラスチック材料まとめ【機械部門】

令和2年に日本国内ではコンビニ等でのビニール製買い物袋が有料になりました。

そのため、プラスチックに関する問題と環境問題を関連付けて考える必要があります。

関連キーワード

樹脂、プラスチック、エンジニアリングプラスチック、汎用プラ、エンプラ、スーパーエンプラ、繊維強化プラスチック、FPR、CFRP、GFRP、炭素繊維、ガラス繊維、CMF、セルロースナノファイバー、熱硬化性、熱可塑性、結晶性、非晶質、難燃性、荷重たわみ温度、etc…

参考情報

参考資料は順不同で記載しています。

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