選択科目3 設問の出題形式を分析する【技術士二次試験】

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選択科目3の設問を分析する【機械部門】

技術士二次試験の対策として過去問から、

選択科目3で問われる「設問の形式」をまとめます。

ただし選択科目3は令和2年度で出題形式が変わっています。

昨年受験した私を撃沈させた内容でもありますので対策していきます。
 

ひとつの技術部門の選択科目だけでは過去問が2問と不足するため、同じ技術部門の選択科目の内容も確認しておきます。冷静に最も回答しやすい設問を2つから選び出しましょう。

選択科目3の設問の出題形式

よくある「出題形式」をリストアップします。

設問に記載されている内容は回答の前提条件となりますので見落とさないようにしましょう。

例えば「〇〇な状況を踏まえ」「〇〇が必要とされれている」と記載されています。

出題パターンを読む際には下記の3点に注意してください。

・1800字(=25行×24列×3枚)で回答することを意識する。
・評価項目の「専門学的学識、マネジメント、評価」を意識する。
・図での回答も可能であることを忘れない。

選択科目3の出題パターン【機械部門ー機械設計】

選択科目3について部門により対応状況が様々ですが

機械部門では多くの選択科目で令和3年度から選択科目3で設問の文言が変更されています。

具体的には、懸念事項の部分がリスクへと戻っています。

必須科目と選択科目は異なる方が主導して作問しているのかもしれません。

そのため試験時はどちらが来ても慌てないように準備する必要があります。

出題パターン1(令和2年度の設問1)

設問3】
〇〇について・・・
(1)〇〇~ための機械製品及びその技術を想定し、その概要と、~での課題を、
   機械設計者としての立場で多面的な観点から抽出せよ。
(2)抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、
   その問題に対する対する複数の解決策を示せ。
(3)解決策を実行した結果、最終的に得られる成果と波及効果を分析し、
   専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。

出題パターン2(令和2年度の設問2)

設問3
〇〇の立場で・・・
(1)〇〇に関して、課題を多面的な観点から抽出し、その内容を観点とともに示せ。
(2)抽出した課題のうち最も重要と考える課題1つ挙げ、
   その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)解決策を実行した上で生じる波及効果と専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。

設問のキーワード(令和2年度)
(1)機械設計者としての立場・多面的な観点
(2)複数の解決策
(3)成果・波及効果・懸念事項・対応策

出題パターン3(令和元年度の設問1)

設問3
〇〇について・・・
(1)〇〇に関して具体例を1つ挙げ、
   機械設計の技術者としての立場で、多面的な観点から課題を抽出せよ。
(2)抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、
   その問題に対する対する複数の解決策を示せ。
(3)解決策に共通して新たに生じうるリスクとそれへの対策について述べよ。

設問のキーワード(令和2年度)
(1)機械設計者としての立場・多面的な観点
(2)複数の解決策
(3)成果・波及効果・懸念事項・対応策

選択科目3の注意点

特に選択科目3で大切なのは「問題解決と評価」です。

選択科目の技術者として「技術士」になれる能力があるか評価されます。

必須科目Ⅰと比較した場合、記述する文字数は1800文字と同じですが、評価項目から「技術者倫理」が少なくなっています。

そのため、各項目をしっかりと回答用紙へ記述する必要があります。 

選択科目3の問題分析まとめ

選択科目3では、必須科目1とりも更に具体的な製品を挙げる必要があるため、設問の前提条件と各自の業務経験の相性問題が生じます。

そのため慌てずに2問とも設問に記載された前提条件を読みこなす必要があります。
 

相性問題などというネガティブなことを書きましたが、幸いなことに設問の文章が同じ調子であるため回答の型を覚えれば難しい設問ではありません。

評価項目が明確な分は得点を見込みやすい設問なので着実に得点しましょう!


以上。最後までお読みくださりありがとうございます。

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