治具の設計に役に立つ参考本おすすめ3選

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わかもの

治具の設計なにも分からん・・・

治具の設計を普段どうさなさっていますか?

部品の固定と取り外しや効率と再現性のあくなき向上など難しいですよね。

この記事では私が買って良かった治具設計の参考になる本を3冊ご紹介します。

目次

治工具の設計を勉強する方法【メカ設計】

治具を使用する目的は「作業のQCD」を高めることです。

そのため「作業手順の設計」と「作業環境の設計」に分けられます。

治具はどちらにも関わっており生産設備だけでなく試作品の組立など量産以外でも使用されます。

ご紹介する本の概要
  • 部品を固定したくなった時に読む本
  • 部品を動かしたくなった時に読む本
  • 治具で使う機械要素の勉強に読む本
わかもの

治具は英語でも「jig」で世界共通語です。

①はじめての治具設計:西村 仁

1冊目は「 はじめての治具設計 」です。

著者の西村さんは他にも「XXの知識がやさしくわかる本」のシリーズも執筆されています。

内容はかなり優しいのでベテランの方には物足りないかもしれませんが

網羅的に治具のことを学べる「初学者」おすすめの1冊です。

部品を固定したくなったら、これを読めばバッチリです!

  • タイトル「はじめての治具設計」
  • 発売日:2021年01月07日(日刊工業新聞社)
  • 執筆者:西村 仁

②実用メカニズム事典 機構101選:岩本 太郎

2冊目は「 実用メカニズム事典 機構101選 」です。

SNSで話題になっており通販サイトでも一時は欠品していた名著です。

目次の作りがユニークで「動作と目的」の2通りの視点で検索できます。

設計目的があるときに「動作」から探すような使い方を私はしています。


機械設計の書籍は新刊で名著が生まれにくい側面があるのですが、

間違いなくおすすめできる1冊です。

設備と部品を動かしたくなったら、これを読めばバッチリです!

  • タイトル「実用メカニズム事典 機構101選」
  • 発売日:2020年02月14日(森北出版)
  • 執筆者:岩本 太郎

③めちゃメカメカ!基本要素形状の設計:山田 学

3冊目は「めちゃメカメカ!基本要素形状の設計」です。

著者の山田さんは他にも「図面って、どない描くねん!」シリーズでも執筆されています。

特に目次の前にある「機械要素のJIS番号がまとまっている表」はありそうでなかったものです。

基本的な機械要素と基本形状の設計方法を知りたい方に適した1冊です。

  • タイトル「めっちゃ、メカメカ! 基本要素形状の設計」
  • 発売日:2018年04月28日(日刊工業新聞社)
  • 執筆者:山田 学

<番外編>はじめての現場改善:西村 仁

ここで番外編ですが1冊目に続いて西村さんの「はじめての現場改善」です。

2021年11月に発売された比較的新しい書籍となります。

治具を使用する目的を考えたときに無駄の削減と段取り改善は外せない項目です。

そこで「第5章ムダの削減」と「第6章 3Sと段取り改善」だけでも読む価値があります。

第1章は少し優しい内容ですが、書籍全体を通して機械設計者が知っておくべき生産現場の話がここにあります。

  • タイトル「はじめての現場改善」
  • 発売日:2021年11月18日(日刊工業新聞社)
  • 執筆者:西村 仁

治具の設計のおすすめ参考書【機械設計者向け】

治具は前提としてひとに使われることを想定することが多く、そのため完成という概念が基本的にありません。

メカ設計はエレキ設計やソフト設計と比較すれば最も歴史ある部門です。

そのため書籍を使用して体系的に知識を習得することは上達の近道です。



以上。最後までお読みくださりありがとうございます。

参考情報のおまけ

書籍の他に治具を設計する際に参考しているサイトです。

特に「イマオ・コーポレーション」は設計を始める前に必ず似た製品が無いか確認します。

また、ミスミの「inCAD Library」も良く参考にさせてもらっています。

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