【令和元年度】選択科目3 過去問の解説「機械部門」

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選択科目3【令和元年度】機械部門-機械設計

令和元年度の「機械部門-機械設計」選択科目Ⅲについて解説します。

制度改定後の初めての必須科目の筆記試験でした。

筆記試験では「少子高齢化」や「国際標準化」について具体的な数値を覚えておくと

試験管に理解度をアピールしやすいのでおすすめします。

〇過去問の入手はこちら
技術士二次試験 過去問題 > 01 機械部門|日本技術士会

選択科目3-1「介護機器の製品開発プロセス」

約320文字 の問題文に対して、設問(1)~(3)という基本的な設問形式でした。

大きなテーマは「介護機器の製品開発プロセス」でした。

前提条件としては3つが与えられていました。どれも機械部門では頻出の内容です。

前提条件
  • 少子高齢化(要介護者の増加と介護職員の不足)
  • 介護シーンにおける多様な市場ニーズ
  • ロボット技術や情報処理技術の活用(RT技術とICT技術)

選択科目3-①【解説】

設問では具体的な「介護機器」の例を挙げることを要求されている。

受験者の中で「介護機器」の設計などに携わっている者は限定されるため

日頃から介護に関して高い関心が無ければ答えにくい問題であった。

ただ問題文の中で「移動・入浴などの支援」といくつか場面が記載されているので

その中から選択するのが無難である。

選択した機器が「どういった機器で、どういった狙いがあるのか」

記載すると解答全体に一貫性が増します。

関連キーワード

歩行器、多脚杖、介護ベッド、介護トイレ、車いす、etc…

参考情報

参考資料を順不同で示します。

選択科目3-2「国内規格と国際規格の整合性」

約200文字 の問題文に対して、設問(1)~(3)という基本的な設問形式でした。

大きなテーマは「国内規格と国際規格の整合性」です。

直近でのJIS規格の改定など目を通しておくと導入部分が書きやすくなります。

前提条件
  • グローバル化に伴う現地規格への対応
  • 社内規格や国内規格の陳腐化の問題
  • 規格を新たに起こす際の留意点

選択科目3-②【解説】

設問では具体的な製品例を挙げることが求められている。

国際標準化とは何か?についてはじめに記載する必要がある。

国際標準化について|日本産業標準化調査会

また、国際的な規格や標準については下記のどちらの視点で記載するかも重要である。

全体的に俯瞰したい場合、経済産業省の産業技術環境局の報告書を読むことをおすすめする。

  1. 国際標準から ⇒ 国内標準へ
  2. 国内標準から ⇒ 国際標準へ
関連キーワード

国内規格、国際規格、標準化、社内規格、陳腐化、

参考情報

参考資料を順不同で示します。

  • 経済産業省 産業技術環境局 国際標準課
    標準化を巡る最近の動向と標準化戦略について
    国際標準化の動向とルール形成戦略について
    標準化に関する最近の動向
  • 一般社団法人 日本品質保証機構
    国際標準化の役割と課題
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